メトロノームの活用法
- リヒトクラシックサロン
- 2019年11月16日
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メトロノームは練習の強い味方ですよね。しかし、しばしばその活用法が分からず困っている生徒さんを見かけることがあります。
今日は練習の中でいかに効果的にメトロノームを使うかということをお話ししたいと思います。
結論から申し上げると、メトロノームはテンポを把握するためのものではありません。
正確に言えば、テンポを確認するためというよりもむしろ、自分自身が持っている「拍感」、つまりパルスを確認したり修正したりすることに用いるのが最も効果的な使い方と言えるでしょう。
自分の録音を聞いた時、
「あれ、こんなテンポを早めているつもりないのに。。」
「このフレーズだけ異常に遅くなってるな。。」
など、自分自身把握できていない拍感のブレが生じることがあります。
その部分を適切に捉え、メトロノームを用いて修正する。まずは、ゆっくりのテンポから自分自身が何を弾いてるのか、どう弾きたいのかを正確に把握し、少しずつテンポを上げていく。
このように、機械的ではなく音楽と繋がった練習を、メトロノームでも用いることが重要だと思っています。
いっけん、とても機械的で非音楽的なイメージのあるメトロノーム。しかし、いつでも音楽を忘れなければ、成長を大きく手助けする強い味方と言えるでしょう。




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