楽譜の違いを知ろう!①春秋社
- リヒトクラシックサロン
- 2020年1月25日
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今回は春秋社版の特徴についてご紹介していきます✨
春秋社は日本で最も歴史ある楽譜出版社の一つ。
井口基成版が1949年に出版されて以来、日本のピアノ学習者に最も愛用されてきました。
今では、最新の研究を基に指使いやアーティキュレーションを編集した版も存在しますが、いわゆる「原典版」のスタンスとは違い、校訂者の「意見」が満載に詰まったと言うのが特徴です。
各作曲家の全集版も数多く出版されているので、殆ど全ての曲をカバーすることができます。
☆メリット
①様々なサジェスチョンが示されているので、演奏のイメージやヒントを多く得ることができる。
②日本人の手の大きさに合った指使いを学習することがてきる。
③値段も外国版に比べ比較的安価。
④殆ど全てのレパートリーを網羅できる。
☆デメリット
①古い版では、今のトレンドとは大分違う解釈をもとに校訂されているので注意が必要。
②古いバージョンと新しいバージョンが一緒に販売されているため、よい校訂を選別するのが難しい。
次回のブログではヘンレ版について紹介したいと思います✨




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